ワクワクの金曜日です!
明日は、子供たちの発表会なので、母としてとてもルンルンしております。
本日、ヒッチハイクをしている人を、車に乗せました。
人生初です。ですが、思ってたんと違いました。幻想を打ち砕かれた感があります。
そんな思いでを残したいと思います。
- コンビニで見かけたヒッチハイカー
- ヒッチハイカーのこれまでの経緯
- 別れの時。ヒッチハイカーは強かった
コンビニで見かけたヒッチハイカー
それは、用事があって市役所に行った時の事です。
市役所から少し移動したところの交差点にローソンがあります。
そこに立っている、やや汚れている男性。手にはスケッチブックを持っています。
そのスケッチブックには、「国道〇号線」とだけ書いてあります。
男性の服装、持ち物、スケッチブックを見るに、いかにもヒッチハイクをしている。
だけど、寒いからか、このご時世だからか、マスクと帽子を付けているので顔がよく見えず、年齢層も分かりません。
とりあえず、スルーして用事がある市役所に向かいました。
用事を終えると、例のローソンにはまだ男性の姿があります。正直、とても興味があります。
国道なら車ですぐなので、乗せてあげたい気持ちがあります。
だけど、何者か分からず不安もあります。
もし、乗せる事があるなら、お昼ご飯を差し入れようとローソンでお茶とおにぎりを購入しました。
ついでに、レジのお姉さんに男性のことを聞きました。
すると、お姉さんも気付いたように
「昨日からいるんですよ。確か去年も居たような…。でも、気持ち悪くて誰も載せないんじゃないですかね」
とあっさりさっぱりな返事が返ってきました。
一旦車に戻り、Twitterで「ヒッチハイク 〇〇県」と入れて検索。
まず、今の時点でTwitterにこの地域でヒッチハイクしている人はなし。
過去にされている人、乗せている人がちらほら見られます。
中には、女性が1人で乗せてあげることもあるみたいです。
ここは、不安より興味が勝ったので、ヒッチハイカーに話しかけることにしました。
ヒッチハイカーのこれまでの経緯
話してみると、そこそこなおじさんでした。
Twitterで見かけたのは、若者が多かったので、そこは、まぁ、想定内です。
車内で話していると、47都道府県を1周しているらしいです。
この旅を始めたのは、約半年ということでした。長旅、お疲れ様です。
47都道府県全部を回り、その土地での絶景を写真に撮っているみたいです。
そして、本を出版していて、今は3冊目を作成中だそうです。
本には、ヒッチハイクで乗せてくれた人の事は必ず載せるみたいです。
ですがこの人、Twitterなどは一斉やっていないとのこと。
私からすると少々もったいないような気がしてしまいます。
指定された場所より、もう少し先に進んであげたい気持ちになったので、ロングドライブになりました。
回転が速いコンビニを希望しているみたいですが、最初に指定されたコンビニに近づいた時
私「もう少し、先にいきます?」
「え?良いのなら…」
私「じゃ、いっちゃいましょう」
「ははは~。そのノリ好きです」と言われ「前はやんちゃでした?」
とまで聞かれました。ヒッチハイクしてる男性を乗せて、距離を伸ばすテンションだと、そう思われても仕方ないです。(笑)
その男性、日本一周するのは20回以上の経験があるそうです。
なので、道にも詳しく、「この先にセブンイレブンがあるのでそこで」と言う余裕っぷり。
こっちに嫁に来た私の方が土地勘ありません。
ヒッチハイクしている人なのに、道の指示をするなんて、面白い!
別れの時。ヒッチハイカーは強かった
そして、ついに別れの時。言われたセブンイレブンで降りてもらいました。
差し入れしたお茶とおにぎりを渡すとそこそこな感じで受け取ってくれました。
大喜びするより、おにぎりの具が食べられる物かどうかを確認していました(笑)
最後に衝撃の一言がありました。
「欲を言えば、本を買ってくれませんか?送るので」と言われてしまいました。
正直、どんな本なのか、写真集なのかエッセイなのか、はっきり分からないので、曖昧に返事しました。
「買いませんか??」と再度聞かれて、
困りながら、「あ~いいです。ごめんなさい」と言うと
「買わないんですか!?そうですか…この売上が僕の今日の糧になります」
と言いました。「すいません」と謝ると、男性は車から降りていきました。
これは、どんな対応が正解だったのでしょう?
本を買ってあげた方が良かったのかなー。けど、私けっこう運転しましたよ。
それで、おあいこにしてくれないかな。
ヒッチハイクの人に、まさか売り込みされるとは思いませんでした。
仮にだけど、道中もっと面白い話があったり、これまでの旅の話を聞けたり、
なんなら、今後の展望や夢など聞かせてもらえたなら、
それを応援する気持ちで買うことができたかもしれない。
だけど、そういったことも無く、少し話をしただけだったのでそこまで応援するような気にもなれず…
なんだか複雑な気持ちになった出来事でしたが、要らないものをちゃんとNO!と言えた自分をほめてあげたい♬
人の反応を気にしすぎる私は、これに結構救われます。
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