秋がどこかに行ってしまった気持ちになっています。
もう冬が来たのでしょうか。
いつもは出番が後の温かい下着を、もう重ねて着ています。
「そんなんで、冬はどうするつもりなの?」と言われますが、今の寒さを我慢して体調を崩したら意味がない!!
そして、冬になったら体も寒さに慣れるのです。
寒くなりだした、今の時期の体調管理が大事なんですよ。
さて、実はもうすぐ長男の誕生日。カニの実家では冬産まれが居なくて、なんだか新鮮な気持ちなのです。
決して悪く言うつもりはないですが、冬産まれは大変でした。
もう、冬に子供は産まないと決意したくらいです。
カニの子は、夏、冬、春産まれと季節がバラバラです。
そして、3人それぞれ出産の様子というか、パターンが全く違いました。
これから出産を控えている人の役に立てば良いなという思いと、自分でも忘れたくないので記録を残してみようと思います。
ちなみに、カニの場合は運が良いことに3人ともパパが立ち会えました。
みんな祝日や夜勤帯だったので、割増料金でした(笑)
- 長女、7月の出産
- 長男、1月の出産
- 次女、5月の出産
- 子供たちに出産の様子を話してみる
長女、7月の出産。すごく分かりにくい破水から始まる。
カニは、3人とも早い時期に出産しました。それでも正期産なのですが、妊婦健診券は使いきれませんでした(もったいない!!)
その中でも一番早い時期に産まれたのが長女です。長女の出産は突然でした。
いい天気の日曜日、今日も暑くなりそうだなーと朝からまったり過ごしていると、実家から電話。
渡したいものがあるから来るようにとのことで、パパと一緒に行くことになりました。
自宅から実家は、車で1時間程度。朝の8頃に連絡があったので、朝ごはんでも食べてから出掛けようとしていました。
座っていると、下着が少し濡れました。そうです、破水です。
これまで、おしるしや、激しい前駆陣痛などもなく、「初産だし、予定日より遅れて産まれるでしょう~♬」くらい、のんびり構えていました。
なので、下着が少し濡れたくらいでも、「あぁ、尿漏れかな」と思いました。
ですが、ここで急に不安になりました。
実は、妊娠期間中、尿漏れなんてしたことなかったのです。
期間中に尿漏れなんてなかったのに、今尿漏れ?ちなみに、この日がちょうど37週目。
なんだか、モヤモヤ、胸騒ぎがします。
そして、実家から病院は1時間以上。もし、何かあったときに移動するのも大変そう。
日曜日だし、渋滞しそう。そして、車の振動が刺激になって陣痛始まったらどうしよう!
そんな不安が頭の中をぐるぐるしました。
義母と母は「すぐに病院へ連絡しなさい」と即答。とにかく、病院へ連絡することにしました。
病院に、「尿漏れっぽいけど、妊娠期間中に尿漏れしなかったから不安です」と伝えると、
「とにかく確認してみましょう」と言われ病院へ行くことに。
当時、看護師してたので、出産の流れについて知識が少しありました。
「もしかして、破水?」と思えたのも、これが理由です。
仕事の忙しさを理由に、前期・後期の母親教室を受けなかったことを、強く後悔しました。本当に、受講をお勧めします!(笑)
話しを戻します。(笑)
自宅から病院までは、車で30分くらい。念のため、バスタオルを敷いて車に乗りました。思い返せば、バスタオルより、おねしょシーツやペットシーツの方が安心です。
後ほど分かりますが、破水は「ほんの少しの尿漏れ」もあれば、「たらいの水をひっくり返した」もある、そのレベルは様々何です。
よく「パチン」と音がする、とも言われます。
ですが、カニは3回破水してますが、1回もその音を感じたことがありません。(笑)
車に揺られること40分程度。日曜日なので、道が混んでいました。
ですが、車内では陣痛もないし、追加の尿漏れもないし、体はいつも通りピンピンしています。
「何もなく、このまま帰るかもねー」と言いながら、パパと病院へ入りました。
日曜日なので、待合室はガラガラ。ですが、出産した赤ちゃんで、賑やかでした。
陣痛室は3部屋ありますが、そこは私が到着して満室になりました。
今の状態を確認するために、カニだけ診察室へ行きました。最初に子宮口を確認するので、内診台に乗るように言われました。
片足を上げた瞬間、「バシャー!!」と破水しました。今思えば、この「バシャー」の音が破水の「パチン音」だったのかな。
カニは申し訳なさそうに、「あ、破水しました」というと、助産師さんは「みたいですね。とりあえず診ましょう」とお互い笑って言いました。
破水もして、子宮口も1cm開いていたのでそのまま入院。パパも両親たちも驚いていました。
そこからが長かった!!破水してから、陣痛は始まらなかったのです。
カニは動いて陣痛をおこそうかと思いましたが、破水しているためNG。当然入浴などもNG。
助産師さんからは、「あまり効果は期待できないけど、乳首のマッサージをしたら陣痛が来るかも」と言われる始末です。
結局、陣痛もないので、のんびりご飯を食べたり、お昼寝をして過ごしました。
入院は午前9時。陣痛が始まったのが午後6時頃。それから陣痛に耐えて午後9時頃分娩室に入り出産となりました。
陣痛がはじまるまでが、本当に長かった!!だけど、パパと一番一緒に過ごせた出産体験でした。
長男、1月の出産。おしるしもある、フルコース体験。
長男妊娠時は、長女を育てながら、看護師をするという一番ハードモードでした。
産休パラダイスを楽しでいたある日、実家で長女と過ごしてるました。
トイレに入ると、トイレットペーパーに経血のような茶色のものが少しついていました。
「これが、おしるしだー!!」と感じたカニはすぐに母に報告。母も少々驚きましたが、長女の出産も早かったので「そろそろじゃないか」と思っていたみたいです。
そういえば、お腹が張るようになって、長女の時とは違い、少し痛みを感じていました。
長女、長男共に、胎動は激しかったのですが、長男の時は臨月の、お腹の張りと痛みに悩んでいました。
その2日後、夜中から雪が降る寒い日でした。午前3時頃、お腹と腰の痛さで目が覚めました。
前日から、「今日のお昼は何を食べようかな~。赤ちゃんが産まれる前に部屋の片づけもしたいな~」と忙しく予定を考えていました。
ですが、なんだかお腹が痛い。間をあける事なく、痛かったので、また前駆陣痛だろなーと思いながら過ごしていました。
ですが、それまでの痛みとは何かが違うとモヤモヤ考えながら、布団でゴロゴロしていました。
試しに、痛みの感覚を計ると10~7分間隔です。
「おい!まてまて。これ陣痛ですか!?」と焦る気持ちが出てきました。
長女の時、陣痛が始まったのは病院で、「もう、何があっても大丈夫」の安心感がありました。
今回は、自宅で、早朝。長女の保育園の世話もあります。家で陣痛を感じるとこんなにも不安と緊張を感じるんだな、と思いました。
そして、腰の痛みで確信を持ちました。
長女の時、陣痛が始まって苦しみだした時、やたら腰が痛かったのです。
その腰の痛みで「陣痛が来た」と気付いたくらいです。
前駆陣痛と本陣痛の違いとして、痛む部位があります。
前駆陣痛は比較的お腹が痛みますが、本陣痛は腰の痛みを感じることが多いです。
痛みの間隔と部位から、陣痛だと気付いた私は病院へ連絡しました。
経産婦と言うこともあり、7分間隔なのですぐに病院へ来るように指示がありました。
雪の中、車で病院へ向かいますが、腰が痛くて車に乗っているのも辛いです。
車から降りて、病院へ入る時も、腰を曲げて歩きます。その様子を見て、助産師さんも陣痛の強さや進み具合を察知したようです。
すぐに入院となり、診察室・陣痛室に入りました。
子宮口は7cm。午前4時頃に入院して、午前6時に出産となりました。
寒いからか、突然の陣痛の驚きからか、この長男の出産が一番、痛くて、怖くて、不安になりました。
出産の時、不安が強いだけで痛みが増す気がしました。なるべく落ち着いた気持ちで出産に臨めると良いですよね。
妊娠中から、少しでも不安を取り除きながら出産できればよかったです。
カニの場合は、やりたい事、やらなくちゃいけないことを後回しにしすぎました。あの時の自分に喝を入れたいです。
あと、当時小さかった長女のことが心配でした。ですが、何とかなるものでした。
子供の適応力って本当にすごい。親のカニなんかよりも、状況に応じていた気がします。
もっと、長女や家族を信じて、頼っていればよかったな。子育ては、甘えた者勝ちだと思っています。
次女、5月の出産。カニも家族も余裕の3回目の出産。
次女が産まれたのはGW真っただ中。しかも、日本は元号が変わり、令和フィーバーしていました。
今回の出産は、長女と長男も大きくなり、できる事も増えていたので少し安心感はありました。
そして、カニも気持ちに余裕があったのか、「もうなんでも来い」状態です。これまでの経験から、周囲も、予定より早く産まれるという認識があったので、平成ベビーか令和ベビーか、家族で予想大会したくらいです。
そういえば、出産のときのジンクスってありますよね?
焼肉を食べると出産する、とか、オロナミンCを飲むと出産するっていうあれです。
その日の夕食は、家族みんなでお家焼肉をしていました。後片付けをまったりのんびりしていると、急にぼこぼこ激しい胎動がありました。
あまりに激しいので、「靭帯切れるの?」と思ったくらいです。
痛みもあったので、思わず「痛い痛い」と口に出しながら座ると、家族も「え?産まれる?」という空気になりました。
ですが、2分もしないうちに胎動も痛みも消えました。「なあんだー」という空気の中、「本当にこの子は激しく動くな」と実感していました。
そのまま、夜寝ましたが、ボコボコと激しく動いて、熟睡できた気はしませんでした。
ウトウト寝たかなーと思いながら起きた午前5時。
例の痛みを感じました。あの腰の痛みです。「うわー来たか!」と思いましたが、その痛みの間隔はまだ不規則。
もしかしたら、このまま子供2人を残して出産に向かうかもと思うと、ゆっくりしていられなくなりました。
いつでも出かけられるように、荷造りをはじめました。
もちろん、入院セットは出来ていましたが、財布とかこまごました物は準備できてませんでした。
そして、念のために実家の母に連絡。電話で起こす程でもないと思い、LINEだけ入れておきました。
その後、パパ1人では大変だろう、そして義母に頼むのも嫌だと思って洗濯物だけ干しました。
そうこうして動いていると、陣痛が益々不規則に、弱くなっていきました。
正直、連休中の割増料金を考えると、「まだ産まれないで(笑)」と思ってしまったので、「この痛みは前駆陣痛だったのかも」と思いました。
ですが、その思いはすぐに砕けました。
午前7時くらいには、綺麗に15分間隔で、あの腰の痛みがあったのです。
これは、間違いなく陣痛だと思ったので、病院へ連絡、パパに車を出してもらうように頼み、義母には長女と長男を預けました。
実は、3人目から病院を変えていました。病院につくと、陣痛感覚が6分ほど、3人目の経産婦だったので、内診などすることなく、即入院決定。
病室に荷物を置き、出産着に着替えるとそのまま分娩台へ移動しました。
流石に、座って陣痛を耐えるには厳しく、横向きになって過ごしていました。
本当は、分娩の姿勢になりたかったですが、出産まではもう少し時間がかかる様子でした。
分娩の姿勢になるのが早すぎると、疲れてしまうので、助産師からは横向きになるように言われました。
助産師さん的には、座った状態で陣痛を進めたかったのかもしれません。
カニにはそんな余裕もなく、横向きで分娩台に転がって、助産師さんと世間話をしていました。
入院したのが午前9時ごろ、諸々と準備や手続きをした後に分娩室へ入り、午後1時頃に出産となりました。
3回目の出産で、ようやく、「この後、こうなって、ああなって、だからこうしておこう」と考えることが出来ました。
パパも3回目の立ち合いなので、慣れた様子でいました。
カニは、はっきりと覚えていませんが、「赤ちゃん降りてきた!」とか「あぁ戻っちゃった」とか実況中継をしていたらしく、パパは「すごく落ち着いていた」と感じたようです。
でも、怖いものは怖い!痛いものは痛い!不安なものは不安!、というのが出産だと思います。
カニ自身、冷静でいることも実感していましたが、同じくらい、これからくるであろう痛みに緊張して、3人目のわりには進みがゆっくりな出産に不安を感じていました。
最初は我慢して、頑張ろうと思っていましたが、つい口から「怖い」「痛い」と出てしまいました。
すると、担当の助産師さんは「大丈夫、上手だよ」とその都度応えてくれました。
何をしてもらったわけじゃないけど、自分の口から不安な気持ちや、怖いと口にするだけで、心が軽くなって出産に臨めたのです。
出産で厄を落とすと言う人もいます。この時は特に、これまでのお産の中で一番、その時に感じている良いことも、嫌なことも、素直に口に出せた気がします。
本当に、口に出すだけで、自分自身の状態が全く違うのです。
もちろん、それを聞いてくれる誰かが近くにいるということで助けてもらうこともあります。
子供たちに出産の様子を話してみる
長女はもう色々な事を話せるので、出産のことに興味を持ってくれます。
自分が産まれる時は、どんな風に産まれたのかを説明すると、とても興味を持って聞いてくれます。
「痛かったけど、頑張って産んだよ」と伝えると、長女は「出産は痛いもの」という考えになりました。
少し不安を感じたようですが、「長女が産まれてきてくれたら、痛みはどこかへ行ってしまったよ」と伝えると、少し嬉しそうな、恥ずかしそうな様子をしていました。
長男も一緒になって話を聞いてくれます。長男は次女を妊娠している状態を覚えているので、赤ちゃんはお腹で育つということは理解しています。
ですが、「どうやってご飯を食べるの?お腹では何をしているの?」と疑問に持つことも多いみたいです。
子供に聞かれて、どう説明したらいいのか悩むこともあります。少し勉強もかねて、性教育の本も買ってみました。
子供も読みつつ、親も勉強したいと思ったので、字が多めの本になりました。
長女は少し読めるみたいですが、まだ難しそうなので、絵本の購入も検討中です。
子供たちに、性について興味を持ってほしいな、と考えています。
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